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虫歯の原因とは?歯が溶ける「脱灰と再石灰化」をわかりやすく解説

2026.03.8

「毎日歯みがきしているのに虫歯ができたことがある」
そんな経験をしたことがある方は多いのではないでしょうか。

虫歯というと、「歯みがきが足りないからできる」と思われがちです。しかし実際には、虫歯ができる仕組みはとてもシンプルで、すでに科学的に解明されています。

虫歯は主に

糖質・細菌・時間

この3つがそろうことで起こります。



まず、食事やおやつで糖質が口の中に入ると、口の中にいる細菌がその糖質を分解します。

そのときに細菌が作り出すのが「酸」です。

この酸によって歯の表面が少しずつ溶けていきます。

この現象を 脱灰(だっかい) といいます。

ただ、歯は溶ける一方ではありません。

私たちの口の中には唾液があり、唾液には溶けた歯を修復しようとする働きがあります。

唾液の中に含まれるミネラルが歯に戻ることで、歯は少しずつ元の状態に戻っていきます。

これを 再石灰化(さいせっかいか) といいます。

つまり、口の中では毎日

歯が溶ける(脱灰)

唾液で修復される(再石灰化)

ということが繰り返されています。




通常はこのバランスが保たれているため、すぐに虫歯になるわけではありません。

しかし、歯が修復される前に何度も糖質が口の中に入ると、歯が溶ける時間のほうが長くなってしまいます。

この状態が続くと、歯の表面はだんだん弱くなり、やがて穴があいて虫歯になります。


ここで大切なのは、「甘いものを食べたら必ず虫歯になる」というわけではないということです。

重要なのは 糖質が口の中に入る回数やタイミングです。

例えば、チョコレートを1回で食べる場合と、少しずつ何回も食べる場合では、後者の方が虫歯のリスクは高くなります。

なぜなら、食べるたびに歯が溶ける時間が増えてしまうからです。


また、甘い飲み物を長時間飲み続けることも虫歯のリスクを高めます。
ジュースや甘いカフェラテなどを少しずつ飲む習慣があると、口の中は長時間酸性の状態になり、歯が溶けやすくなってしまいます。

虫歯は突然できる病気ではありません。
毎日の生活の中で、歯が溶ける時間が少しずつ積み重なることで起こります。

 

そのため虫歯予防では、歯みがきだけでなく 食べ方や生活習慣を見直すことがとても重要になります。

例えば

・だらだらおやつを食べない
・甘い飲み物を長時間飲まない
・間食の回数を決める

こうした習慣を意識するだけでも、虫歯のリスクを下げることができます。


また、歯の再石灰化を助けるためにはフッ素も重要です。
フッ素には歯を強くする働きがあり、虫歯予防に役立つことが知られています。

虫歯は、正しい知識を知ることで予防しやすい病気です。
「歯みがきだけ頑張れば大丈夫」と思うのではなく、食生活や生活習慣にも目を向けることが大切です。