歯周ポケットが深いと言われたら?歯周病を改善するために大切なこと
歯周ポケットが深いと言われたら?
歯周病を改善するために大切なこと
こんにちは。
北九州市小倉南区徳力の中道歯科医院です。
歯科医院で歯ぐきの検査をしたときに、
「歯周ポケットが少し深くなっていますね」
「ここは4mmあります」
などと言われたことはありませんか?
数字だけ聞いても、
「4mmって悪いの?」
「どうすれば浅くなるの?」
と分かりにくいですよね。
今回は、歯周ポケットとは何なのか、そして深くなった歯周ポケットを改善するために何が大切なのかを分かりやすくお話しします。
そもそも「歯周ポケット」とは?
歯と歯ぐきの境目には、「歯肉溝」と呼ばれる小さな溝があります。
歯周病が進行すると歯ぐきに炎症が起こり、この溝が深くなって「歯周ポケット」が形成されます。
「健康な歯ぐき」と「歯周ポケットが深くなった状態」の比較イラスト
健康な状態
↓
1〜3mm程度
歯周ポケットが深い状態
↓
4mm以上では歯周病の可能性を考えます
🦷 歯周ポケットの数字の目安
1〜3mm程度 → 健康な歯ぐきでみられる範囲
4mm以上 → 歯周病の可能性を考えます
ただし、「4mm=必ず歯周病」というわけではありません。
出血の有無、歯石の付着、レントゲンで確認できる骨の状態、歯の揺れなどを総合して判断します。
なぜ歯周ポケットは深いとよくないの?
歯周ポケットが深くなると、通常の歯ブラシでは内部まで十分に清掃することが難しくなります。
その結果、歯周病に関係する細菌が増えやすい環境になり、炎症が続くことで歯を支えている骨が少しずつ失われてしまうことがあります。
浅い歯周ポケット
→ 歯ブラシで清掃しやすい
深い歯周ポケット
→ 歯ブラシが届きにくい
→ プラーク・歯石が残りやすい
→ 炎症が続く
「痛くないから大丈夫」とは限りません
歯周病は、自覚症状が少ないまま進行することがあります。
そのため、歯周ポケットの深さや出血の有無を定期的に確認することが大切です。
歯周ポケットを改善するために大切な4つのこと
① 毎日のセルフケア
まず重要なのは、毎日の歯磨きです。
特に歯周ポケットが深い場所では、歯ブラシだけではなく、歯間ブラシやデンタルフロスなどを組み合わせることがあります。
ただし、深い歯周ポケットの中に無理やり歯ブラシを入れたり、強い力で磨いたりする必要はありません。
【ポイント囲み】
大切なのは「自分に合った磨き方」
✓ どの場所を磨くのか
✓ どの道具を使うのか
✓ どのように当てるのか
歯並びや歯周病の状態によって適した方法は異なります。
歯科衛生士と一緒に、自分のお口に合った方法を確認しましょう。
② 歯科医院で歯石や汚れを除去する
歯周ポケットの内部には、歯ブラシでは取り除けない歯石が付着していることがあります。
その場合には、
「スケーリング」
あるいは、
「SRP(スケーリング・ルートプレーニング)」
と呼ばれる歯周治療を行います。
歯周ポケット内部の歯石
↓
スケーラー等で除去
↓
炎症が改善しやすい環境へ
専用の器具を使って歯周ポケット内部の歯石や細菌性の汚れを取り除き、歯ぐきの炎症が改善しやすい環境を整えていきます。
歯石を取ったら終わりではありません
歯周病治療では、
検査
↓
治療
↓
再評価
という流れが非常に重要です。
一定期間が経過したところで再度検査し、
「歯周ポケットは浅くなったか」
「出血は減ったか」
「まだ治療が必要な場所はないか」
を確認します。
③ 噛み合わせも確認します
歯周病というと「汚れ」だけが原因と思われがちですが、歯を支える組織が弱っているところに強い噛む力が加わることで、歯の揺れなどが悪化する場合があります。
そのため中道歯科医院では、必要に応じて歯周ポケットだけでなく、歯の動揺や噛み合わせについても確認します。
特定の歯だけ歯周ポケットが深い場合には、
・磨き残し
・歯の位置や形
・親知らず
・噛み合わせ
など、その場所特有の原因が隠れていることもあります。
④ 喫煙している方は特に注意が必要です
喫煙は、歯周病の重要なリスク因子のひとつです。
タバコを吸っていると歯ぐきの血流などに影響し、歯周病が進行しやすくなるだけでなく、歯周治療後の治癒にも影響することがあります。
🚬 「血が出ない=大丈夫」とは限りません
喫煙している方では、歯ぐきからの出血が目立ちにくくなることがあります。
そのため、見た目や症状だけではなく、定期的な歯周病検査が重要です。
歯周病を改善し、ご自身の歯を長く残すという意味でも禁煙は非常に重要です。
全体的に歯周ポケットが深い場合は?
1〜2本だけではなく、お口全体に深い歯周ポケットがある場合には、より計画的な歯周病治療が必要です。
まずお口全体の歯石やプラークを減らす**「歯周基本治療」**を行い、その後に再評価します。
それでも深い歯周ポケットが残る場合には、状態によって歯周外科治療などを検討することもあります。
重要なのは、症状が出るまで放置しないことです。
「自分の歯周ポケットが何mmなのか」を知っていますか?
歯周病は、初期には自覚症状がほとんどないまま進行することがあります。
だからこそ、ご自身のお口について、
☑ 歯周ポケットは何mmくらいなのか
☑ 出血している場所はあるのか
☑ 歯を支える骨は減っていないか
☑ どこを重点的に磨けばいいのか
を知っておくことが大切です。
歯周病治療で大切なのは、
「歯科医院での専門的なケア」+「毎日のセルフケア」
どちらか一方だけではありません。
両方を継続していくことが、自分の歯を長く守ることにつながります。
こんな症状があれば一度ご相談ください
・歯周ポケットが深いと言われた
・歯磨きすると歯ぐきから血が出る
・歯ぐきが腫れることがある
・歯が少しグラグラする
・口臭が気になる
・自分が歯周病なのか調べたい
北九州市小倉南区・徳力周辺で歯周病について気になることがありましたら、お気軽にご相談ください。
北九州市小倉南区徳力の歯医者・中道歯科医院では、歯周ポケットの検査やレントゲン検査などを行い、一人ひとりのお口の状態に合わせた歯周病治療・予防管理を行っています。
